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6日

過疎四苦八苦

石見人のこと


石見に暮らしていながら 石見のことを知らない自分に気づかされました。

先日 「お寺の屋根瓦のことを聞きたい」といってお客さんがお見えになりました。

お話の趣旨は 石見瓦は日本の国のどの地方まで広がって使われているのか調べているので 光善寺の屋根瓦を見せて欲しいということでした。

残念ながら 30年前に屋根替えをして 古い瓦は処分して残っていません。かろうじて放置して残っている 数点ほどの古瓦を見ていただきました。

その方は 県内はもちろん 広島県の県北や山口県の萩や日本海側の寺社を 3年前から訪問して調査をしておられるという話でした。

訪問した地方の寺社に使われている石見瓦を調べ 製造年代や入手方法などを丹念に調べておられました。

調査された内容がおもしろく すっかり夢中になって時間がたつのを忘れていました。そしてお話しの中にいくつかの発見がありました。

その一つに 石見瓦という名称は 瓦をつくる技術の名称であることを知ったことでした。さらにその高度な技術が 石見の人によって県外に出ていたという事実でした。

瓦は良質な粘土で焼いてつくります。重量があるため 需要の現場近くでつくることが理想です。そのために 瓦を葺く寺社の周辺の周辺で粘土を探し 窯をつき 職人を連れて瓦を焼いておられたのです。

江戸時代のことですから 企業が外国に進出する感覚の出来事に思えます。当時の石見人に そのような気概があったことを知って驚きました。