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過疎四苦八苦
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口元を見る

過疎四苦八苦

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お参り先では必ずといっていいほど お茶が出ます。お茶と一緒に 上等なお菓子が出されることも珍しくありません。

お菓子には手をつけないことが多いのですが お茶は必ずいただきます。

お参り先に 夏休みになった子供たちが遊びに来ていて一緒にお参りすることが増えました。その子供たちにとって お坊さんという人は珍しい人に見えるらしく 「ごめんください お参りにきました」という声を聞くと真っ先に出迎えてくれます。

一通りあいさつを終え お茶をいただくときになると 私の様子をしっかり見てくれるのです。珍しい動物がやって来てお茶を飲む動作を 興味深く観察しているのです。

若かったころは 注目される中でお茶やお菓子をいただくことはとても勇気が必要なことでしたが 今はしっかり見てもらおうという思いに変わっています。

きちんと正座して姿勢を正し 湯飲みの蓋をていねいに開け 右手で湯飲みを持ち左手の手のひらで湯飲みを支えるようにして ゆっくりお茶をいただきます。

一口飲み終えたあと じ~っと注目している子供たちの顔を見ながら 「ああ 美味しい」と ゆっくりいいます。そのとき子供たちは見ていたことを恥じるように笑いますが 一つの作法として見習ってくれたらと思っているのです。

昨日は 「きんつば」が二つに切って銘々皿につけてありました。食後のことでもあったので 「今日はお菓子は失礼します」おことわりして 子供たちに「これはきんつばといって日本の銘菓だよ 皆さんでどうぞ」といったら取り合いになってしましました。

「分けて食べなければ腹が痛くなるお菓子だからね」といったら 小さくわって分けていました。