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過疎四苦八苦

過疎四苦八苦

親心



92歳の男性が遠方の高齢者施設に入居されました。

ときどき目にしていた 海岸を散歩される姿を見ることはなくなりました。

老夫婦と息子さん夫婦の4人暮らしでしたが ご家庭の事情によって施設への入居となったようです。

息子さんが重い病気になられ 手術の後の家庭内療養が始まったのです。

お嫁さんが 老夫婦とご主人あわせて3人のお世話はできないから お義父さんに施設入居をすすめられたのだとお聞きしました。

その申し出をうけたお義父さんは 入居したくない思いを自分の奥さんにだけ伝え 入居されたと聞きました。

それが親心なのかと思うと 親心とは有り難くしかし悲しいものだと思いました。


 

 

見通せない



高齢者施設に行って 入居しておられる86歳になられるという男性のお一人にお目にかかりました。

お世話になったお方でもあり なつかしい思い出話しもしながら10分くらいお話しをお聞きしました。

ぽつりぽつりと「耳がさっぱり聞こえなくなって」という ぼやきと沈黙を繰り返された後 「これからどうしたらいいのか」と毎日考えていますと話し出されたのです。

私もお気持ちが少しだけわかる年齢になっていますので 思い当たることがありました。

校長先生経験者で 何事にも見通しを立てて暮らしておられたらしく 見通しが立たない人生が悔しくもあり不安なのだろうと思いました。

ご家族からすすめられて通うデイサービスに行っても 問いの答えが見つからない様子なのです。

思い切って「死ぬまで生きて 死ぬときがきたら死ねばいいのではありませんか」と話しました。

ご本人の癖らしく 頭に手を当てて黙ってしまわれました。

むごいことを話したかなあと ちょっと反省もしましたが 死から見通しを立てて暮らすという生き方もあろうと思ったのです。


 

 

インフルエンザ予防接種



インフルエンザの予防接種をしました。これで今季のインフルエンザ対策は終了です。

いろいろな種類のウイルスがありますが 今年は何型が流行るのでしょうか。ワクチンはオールマイティではないと思いますが多分大丈夫でしょう。

香港A型という名前のウイルスもありますが 激しいデモでウイルスが刺激され猛威を振るわないことを願っています。

また空気が乾いてくると 風邪も流行ります。

高齢になると免疫力も低下するという話を聞きますが それは違うのではないかと思っています。

免疫力が下がるのではなく 回復力が下がるのではないかと思っているのです。


 

 

さざえメシ



夕方のお参りを終え 「後の予定がありますので これで失礼します」と玄関に出ました。

そのときお家の人が「ちょっとお待ちください。今さざえメシを炊いたところですがもってお帰りになりませんか?」といわれました。

急いで帰るといった手前どうしようかと思ったのですが 珍しいので「いただきます」と返事をしてしまいました。

台所に引き返されたご婦人が パックに詰めてくださるまでしばらく時間がかかりました。

後の予定があることはあったのですが それほど慌てることもない時間でした。

でもいったん 急いで帰らなければならないようなそぶりで立ち上がったために この少しの時間は長く感じました。

 

 

木枯らし1号



今年東京では木枯らし1号が吹かなかったそうです。

2年連続で吹かなかったことはないということが 昨日のニュースになっていました。

私には1号とか2号という数字の意味がピンときていません。1号があるのだから 2号3号と話題になってもよさそうなのに それを聞くことがなかったのです。

春一番と同じように理解したらいいのでしょうか。

台風の15号とか17号のように次々と発生するものではなく 季節の境目を表現することばと考えることにします。

木枯らしという文字から察して本格的な冬が始まるという予感はしますが 吹いた後に温かさが続くと 予告の役目が薄れてしまいます。


 

 

床の間



お参り先の床の間に長尺の道具らしきものが置かれていました。

「オブジェ?」と思って近づくと ダイソンの長尺の掃除機が立ててありました。

お家の人にたずねると「手近でちょうどいい場所なので それにコンセントもありますので」とすこし恥ずかしそうに笑われました。

暮らし方によって家の様子が変わるのは当然で その場所を床の間と見るか それとも掃除道具置き場と見るか。

暮らす人の考えで結構とは思いますが 住まいの中からかっての文化が消えることをさみしく感じました。


 

 

あたらしい我流



毎月おもてなしの料理をつくります。

4人のスタッフが集まり 季節の食材や地元の食材を中心に料理を考えます。

食べてくださる人たちの年齢とか 家族の有無も参考にしています。

スタッフの4人は 一家の主婦としてそれぞれの家庭で調理をしていますから 調理のベテランといってもいいと思います。

その料理つくりの参考にと 今年の夏から『今日の料理』というテキストを見ようということになりました。

さっそく実行して出来上がった料理をいただくと 今までとは違った料理のおもてなしになってきました。

ベテランの味に一味が加わったのです。

味付け盛り付けに一味が加わるだけで ずいぶん変わることを実感しました。

我流から脱皮して あたらしい我流ができるのだと感じました。


 

 

サービス



昨日のお客様が セブンイレブンのお店でコーヒーを二つ買われました。

毎月一回このお店でコーヒーを買われるお方で コーヒー1杯でスタンプ一つ押してもらうスタンプカードをもっておられたようです。

スタンプが10個になるとコーヒー1杯はサービスになるのですが 昨日は空欄が3つあったそうです。

ところが顔見知りになった経営者らしいご婦人が さっとスタンプを3つ押して一杯はサービスにしてくださったそうです。

「気持ちがいいものですね」と その接客態度の感想を話されました。

その話題を プロ野球の試合で外野手が大きなフライをキャッチしたとき そのボールを観客席に投げ入れるシーンに重ねました。

ボールの代金は個人負担になるのか それとも球団負担なのかわかりませんが ファンはよろこびます。

このような判断は 規則で決められているのか それとも自己判断なのかわかりませんが 顧客サービスの原点にあると思うのです。


 

 

てっぺんから



てっぺんから木の葉が散り始めています。

お魚は頭から腐るという話を聞いたことがあります。人間の頭もてっぺんから禿げます。

経済とか政治組織も やはり同じようにトップの慢心とかゆるみから衰えが始まります。

てっぺんから衰えが始まることはすべてにいえることなのでしょう。

その衰えが目に見えると改革ができるのですが 気づく人がいないために手遅れになってしまわないようにしなければなりません。

経済のことは数字に現れますから 衰えに早く気づきます。ところが政治の場合はなかなか見抜くことができないようです。

「桜を見る会」への招待者が増加したり 私たちの税金が反社会の人の招待に使われるという現象は 慢心以外の何物でもありません。

政治の腐敗がしずかに始まっているように感じています。

落ち葉を掃きながらふっと感じたことです。


 

 

公演中止



矢沢永吉さんの浜松公演が中止になったそうです。

その理由は喉の不調だといいます。

かねてより 歌手の人たちの体調管理とくに喉の管理には敬服していました。

矢沢永吉さんのような絶叫調のロックシンガーは とくに気を配っておられたと思っていたのです。

数時間の読経が何日か続くと 声がしゃがれる自分の管理の甘さを思わされていたものです。

その見本のような矢沢さんの突然の休演に驚くと同時に スーパースターといえども生身の人であることを再確認しました。

新しいアルバム「いつか、その日がくる日まで」を発売して 区切りがついた虚脱感があったのでしょうか。

回復されて 次のコメントに興味があります。